こんにちは、港区麻布十番の小さな不動産屋「ジャシボ不動産」 です。
筆者は、中国滞在歴が長い経験を活かし、中華圏向けの不動産ビジネス を展開しています。
しかし、面白そうな案件があればジャンルを問わず情報を集め、時には不動産業界の「裏側」ものぞいてみることもあります。
そんな中、東京の高額不動産市場には「カオス」な状況が多々存在 することを実感しています。
特に、「その話、本当?」 と思うような話が飛び交う世界。
今回は、都会の不動産ビジネスの裏側 について少しお話ししたいと思います。
都市伝説的な「政府の土地払い下げ案件」
不動産業界では、政府の土地払い下げに関する話 が時折話題になります。
中でも、「Y政(某有名団体)絡みの土地売買」は、業界の都市伝説的な存在です。
📌 「実はあの土地、○○関係者が裏で押さえていたらしい…」
📌 「市場には出回らないけど、特定のルートで情報が回っている」
こんな話が、不動産業界では噂話のように飛び交います。
真相はなかなかわかりませんが、
東京の不動産市場には、表に出ない「特別な取引」もあるのかもしれません。
数百億・数千億の高額物件、「売っていないのに売り出される?」
東京の不動産市場では、時折、数百億~数千億規模の投資案件が流れてきます。
ブローカー経由で「マイソク(販売資料)」が回ってくることもありますが、
よくよく調べると 「本当は売りに出ていない物件」 というケースが少なくありません。
これはどういうことかというと…
📌 売主の許可なしに、誰かが勝手に販売資料を作成し、金主(投資家)を探している
📌 「金主がいれば交渉できる」と言って、実際には売却の話を作り上げている
📌 情報がブローカー間で拡散し、最終的に市場に出回ってしまう
つまり、これは 「架空の売り情報」 を作り、
「投資家を釣る」ことで、話をまとめようとする手法なのです。
まさに、これは 大都会・東京ならではのカオスな不動産取引 ですね。
「釣り広告」はなぜ存在するのか?
東京の不動産業界では、「実態のない物件情報」 というのが一定数存在しています。
レインズ(不動産流通機構)のような公式情報では、こうした「釣り情報」は少ないですが、
街の不動産ブローカーが回している情報の中には、相当数の「怪しい情報」が混ざっています。
では、なぜそんなことをするのか?
① 金主(投資家)を先に見つけるため
物件が確保できていなくても、「買いたい」という投資家を先に見つける ことで、
後から売主と交渉しようとするケースがあります。
② もし本当に買い手がいたら、売主と交渉するため
「この価格で買いたい人がいますよ」と言えば、
売主がその気になる可能性があるので、
とりあえず情報を出しておく という考え方です。
③ ブローカーの営業戦略の一環
不動産ブローカーの世界では、「情報を持っていることが武器」 です。
特に、希少価値の高い高額物件 であれば、
「特別な情報ルートを持っている」ことをアピールできるため、
あえて怪しい情報を流すこともある のです。
高額不動産市場は「情報の信憑性」を見極めることが重要
東京の不動産市場で、
特に 「高額物件」「有名物件」 に関しては、
その 情報の真偽をしっかり見極めることが重要 です。
✅ 本当に売りに出ている物件なのか?
✅ 販売情報の発信源はどこなのか?
✅ 売主の許可を取っているのか?
こうしたポイントをチェックせずに話を進めると、
「実は売っていない物件だった…」ということになりかねません。
まとめ:不動産業界の「カオス」を楽しむ姿勢も大切
筆者は、この業界に入り、
「中国ビジネスのカオス感もすごいが、不動産の高額物件市場もカオス感満載」
ということを強く実感しています。
✅ 政府の土地払い下げの都市伝説
✅ 売っていないのに売り情報が出回る不思議な案件
✅ 釣り広告で金主を探す独特のビジネス手法
東京の不動産市場は、ただの売買の場ではなく、さまざまな人間ドラマが絡み合う舞台 です。
だからこそ、この業界にいると「情報の裏を読む力」 が鍛えられます。
情報が氾濫する都会の高額不動産市場では、
「何が真実なのか?」を見極めることが最も重要 なのかもしれません。
今後も、東京の不動産市場のカオスを探究していきたいと思います!